「.MOV」というiPhoneで撮影したビデオデータがWindowsPCで再生できない・黒くなる現象について対処法を解説します。
Windows10はマイクロソフトの商品ですよね。iPhoneはAppleの商品になり、形式が違うものを使っているので、1手間かけてあげないとだめなのです。
要約ポイント
- 「.MOV」ファイルはそのままだとWindowsPCで再生できない・黒くなる
- メディアプレーヤーに「.MOV」ファイルを対応させる・したものを使う
- iPhoneの「.MOV」はAppleの開発
状況確認
今回の現象は、購入したばかりのPCに起こります。前のPCだったら簡単に動画が再生できたのにできない!不良品!?なんて思ってしまいますよね。
症状としては次のようなものです。
- iPhoneで撮影したデータをPCにコピーしたらPCで動画が再生できない
- 音は再生されるが、動画の部分が真っ黒のまま再生できない
- ウィンドウズメディアプレイヤーでコーデックが足りないと表示される
心当たりはありますでしょうか。
iPhone撮影動画は「.MOV」拡張子
ファイルにはお尻につく「拡張子(かくちょうし)」というものがあります。この拡張子が、何であるかで、ひらけるソフトが変わります。
iPhoneの動画の拡張子は「.MOV」といいます。
メモ
この拡張子というのは通常、非表示になっており、ONにしないと見ることができません。見れる状態にしておいたほうが便利なので、見れる状態にしておきましょう。Windowsで「エクスプローラーのオプション」を検索すると
がコントロールパネルに出てきます。
上記画像のように表示→登録されている拡張子は表示しないをOFFにしましょう。
iPhoneの動画の拡張子である「.MOV」はApple社が独自に開発・作成したものなので、実はウィンドウズに最初から入っているウィンドウズメディアプレイヤーにはその再生機能がありません。
つまり、「この拡張子は再生できません」ってなるのです。
対策方法
そのため「ウィンドウズメディアプレイヤー」に新たに「.MOV拡張子ファイルを再生できるようにする」という設定が必要になります。
iPhoneとか世界的に流通している携帯電話なんだから最初から対応しておいてくれよ、と思いますが大人の事情があるのでしょう。
「コーデック」を追加するとみられるようになります。
GOMプレイヤーなど別のプレイヤーを使う
ウィンドウズパソコンに最初から搭載されている「動画再生ソフト」はウィンドウズメディアプレイヤーという名前ですが、世の中にはいろいろな動画再生ソフトがあります。
その中には「.MOV」に対応しているものも多いので、純正のウィンドウズメディアプレイヤーが嫌な人は、気に入ったソフトを見つけてみるといいかもしれません。
- VLC Media Player
- GOM Player
- QuickTime
まとめ
- 「.MOV」ファイルはそのままだとWindowsPCで再生できない・黒くなる
- メディアプレーヤーに「.MOV」ファイルを対応させる・したものを使う
- iPhoneの「.MOV」はAppleの開発