「iSIM(アイシム)」搭載iPhoneの発売はいつになるでしょう。「iSIM(アイシム)」は次の世代にくるSIMのかたちと言われています。
CPUやGPUといったコンピュータを動かすための部品をまとめたSoCに、インターネット、データ通信をするためのSIMカードの機能を統合したものが「iSIM(アイシム)」というものです。
今回はこのいつかiPhoneに採用されるかもしれない「iSIM(アイシム)」を簡単にご紹介します。
要約ポイント
- 「iSIM(アイシム)」とは次世代のSIM規格でeSIMの次にスマートフォンに搭載されると考えられています
- iSIM(アイシム)とは?どんなSIM?
- IoTのコンピュータの基幹になるiSIM
2つSIMカードを入れられるデュアルSIM、内蔵になるeSIMなど、最近SIMに関する話題出目にすることも多いでしょう。
「iSIM(アイシム)」はこのSIMの種類のひとつです。
iSIM(アイシム)
「iSIM(アイシム)」は小型化した次世代のチップセットの形です。
integrated SIM(インテグレーテッドシム)の略になります。integratedは、「統合」という意味なので、いろんな機能を統合したチップだということがわかりますね。主に次のものを「統合」したSIMになります。
スマートフォンだけではなく、いろんなモノにインターネットが接続して、いろんなデータやログをとるようになり、コンピュータを動かすCPUは小型化するのが望まれていますね。
そのCPUを内包したSoCと、インターネット通信を行うためのSIMを統合したのが「iSIM(アイシム)」になります。パーツをひとつにまとめていく工程ということですね。
iSIM(アイシム)とは?どんなSIM?
iSIM(アイシム)とは簡単にいうと、もともと物理的に抜き差ししなければいけなかった「SIMカード」を、内蔵型にして抜き差しする必要性をなくした「eSIM」から、さらに発展したものになりますね。
2022年現在まだiSIMを使ったスマートフォンなどは市場にはありませんが、今後iPhoneにも搭載されるのかと思うとワクワクしますよね。もしかしたらAppleが独自に開発するかもしれません。
IoTのコンピュータの基幹になるiSIM
iSIM(アイシム)の技術はスマートフォンだけではなく、IoT分野でも活躍が望まれています。もちろんAppleもiPhoneだけではなく、販売している製品はiPadやAppleWatchなど多岐にわたるので、チップセットの小型化は、望むところなはずですね。
今後増えるインターネットに繋がっていろいろアプリで管理できるIoT家電にも小型化したチップセットはどんどん使われていくでしょう。
もしかしたら公共の施設や道路などにも使われる時代がくるかもしれませんね。
iSIM(アイシム)搭載iPhoneの発売はいつになるのか思いを馳せてみるのも面白いです。
海外のiSIM 事情
海外では2022年初頭、クアルコムとボーダフォン、Thalesの3社がGalaxy Z Flipを使い「iSIM」のデモを行ったことが報じられています。
また、2018年にソフトバンクが買収したイギリスのarmという会社(iSIM を発表した会社)もこのiSIMの開発を進め、今後市場にでてくることが期待されますね。
端末や機械のなかで省スペース化すれば、いままでSIMが入らなかったものにもインターネット接続の可能性がひらけてきます。
まとめ
- 「iSIM(アイシム)」とは次世代のSIM規格でeSIMの次にスマートフォンに搭載されると考えられています
- iSIM(アイシム)とは?どんなSIM?
- IoTのコンピュータの基幹になるiSIM