携帯各社が「電話番号」のSMSサービスを使い、高機能なメッセージやコミュニケーションをやりとりできる「プラスメッセージ(+メッセージ)」。
この「プラスメッセージ(+メッセージ)」サービスが、2018年5月9日からAndroidアプリでスタートした。
LINE対抗馬として考えられた「ほぼ国策?」みたいなアプリだが、現状、日本人の大半が使っているiPhoneに関して、つまりiOS版「+メッセージ」は遅れているそう。
今後の動きなどを調べてまとめました。
結論:2018年5月9日現在iPhoneにない
- 結論:2018年5月9日現在ない→追記:2018年6月下旬スタートアナウンスあり
- もともとiOS版の+メッセージ(プラスメッセージ)の開発は遅れることが想定されていた
- Android版は不具合もある
追記
iPhone・iOS版の情報はなかったが、公式サイトで「2018年6月下旬スタート」のアナウンスがありました。
注意:便乗する類似アプリに注意
「プラスメッセージ(+メッセージ)」というわかりやすい名称のため、類似する微妙なアプリもたくさん出ている。
もともと「PlusMessage」という名称だった会社もあり、今後も出てくると思われる。
特に想定されるのは、個人情報を抜くために「電話番号の入力をもとめてくる」などの類い。
データを抜かれて別の詐欺などに使われる可能性がありますので身元のはっきりしないアプリはダウンロードや利用は避けたほうがいいでしょう。
Android版+メッセージの不具合情報
Android版+メッセージの不具合情報や各社の話題。
SoftBankユーザーはデータ消失
自動でアプリをアップデートする設定にしていたユーザーからは、「メールアプリ」が勝手に「+メッセージ」へ置き換わり、データ移行に不具合が生じた。
データが消えるタイプのものもあったという。
Google Playのアプリレビュー欄が炎上している状態だ。
何十年も同じ端末を使っている人や、ビジネスでSoftBankを使用している人もいるはずなので、とても大事件になっていると思われます。ポイントとしては「アップデートされた+メッセージアプリ」は元のメールアプリには戻せないということなので、注意が必要です。
au、docomo
auとdocomoは、SoftBankと同様の事故は起こらないよう、新規にインストールしないと使えない模様。
iPhone版がリリースされたとしても、LINEの代替に使うかどうかは微妙。
格安SIM(MVNO)
国内のメインキャリアであるau、docomo、SoftBank以外のマイネオなどの格安SIM(MVNO)の対応については、状況に応じて対応していくという。
そもそも「+メッセージ」必要?
そもそも「+メッセージ」は必要なのか?
LINEやFacebook、InstagramなどSNSが中心となり、興味や関心が近いひと同士がつながりやすい枠組みがすでに広まっている。
単純にTwitterで知り合ったら、Twitterのダイレクトメッセージでやりとりするだろうし、Facebookで知り合ったらFacebookのメッセンジャーを使用するだろう。
電話番号を教え合うよりも、LINEだとQRコード、Instagramだと「Instagramタグ認証」で簡単に連絡先を交換できるし、メリットとして大きいのは「連絡先にわざわざ登録しなくてもいいこと」があげられる。
LINEやInstagramのともだちのリストのなかにすでにはいっているからだ。
そのほかにも「ブロック」機能で、コミュニケーションをシャットアウトできる部分は大きい。
電話番号を教え合ってしまうと、非通知着信や悪用のし易さなど、二次被害がでる可能性がある。
連絡手段が増えるのは人によってはいいかもしれないが、利用者がふえるかどうかは未知数だ。
まとめ
- iPhone版はない
- iPhone版もAndroid版みたいに不具合出そう
- そもそもSNS全盛期なので利用者増えるか謎
かつてGoogleプラスというSNS(今もありますが)が、AKB48系がプロモーションしていたことを覚えているだろうか。
ユーザーは人気アイドルが利用しているSNSだったとしても増えていないような印象がある。
とはいえNTT docomo、KDDI au、SoftBankには頑張ってもらいたいものだ。