NHKニュースで気になる知らせが飛び込んできました。ずっとiPhoneに非対応だったnanaco。セブンイレブンの電子マネーですね。
当iPhone使い方カイセツでも何度か記事にしています。
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このセブンイレブンが独自のスマートフォン決済を導入するということです。時期は2019年春ということですから、総務省の進めるキャッシュレス化の波に独自規格で乗っかるかたちになるのでしょう。
スマートフォン決済の種類
日本銀行のレポートでは、日本でのスマホ決済普及率は6%です。中国では98%も普及しているのにこの差はなんなのでしょう。
中国ではすでに「スマートフォン決済というものが社会のインフラのひとつ」になっています。
日本はそれぞれ独自にやりたがるのが普及しない理由のひとつなのでしょう。
QRコード決済
中国のスマホ決済は「アプリ」をインストールして、QRコードを表示させてピッとするだけです。中国大手は「Alipay(アリペイ)」「WeChat Pay(ウィーチャットペイ)」の2社。
画面にQRコードを表示させてピッとするのが一番お手軽に感じますよね。
今回のセブンイレブンの導入するスマホ決済でもQRコード決済を導入するだろうと当ウェブサイトは考えています。
国内では楽天Pay、LINE Pay、Origami Payなどのスマホ決済が対応しています。楽天もLINEもネットショップだったり、スタンプやきせかえ機能などで気軽に決済する事が多いですよね。
また、docomoも「d払い」というQRコード決済に参入しています。
バーコード決済
日本で普及しているのがこちらですね。楽天Payがバーコード決済です。
アプリ内でバーコードを表示して予めプリペイドチャージしていたお金のなかから決済するのが多いですね。
スターバックスのアプリや楽天Payが、バーコードを表示させるタイプになっています。(楽天PayはQRコードも対応)
決済の現場レジでQRコードを読み取る機器がなくても、バーコードならすぐ敷居が低いのがいいですよね。
フェリカ決済
ガラケーにも搭載されていたいわゆる「おサイフケータイ」の種類。楽天Edy、nanaco、WAON、QUICPay、iDなど電子マネーが対応していました。
セブンイレブンはなぜか、nanacoのiPhoneアプリ対応をせず、今回の「スマホ決済」参入に踏み切っていますが、なぜnanacoのiPhoneアプリ開発ができなかったのかは発表されていません。
もしかしたらどうしてもnanacoのiPhoneアプリ対応が難しいから、代わりの決済手段として今回のスマホ決済開発に入ったのではないでしょうか?
クレカや電子マネーとの連携
そうなると、電子マネー「nanaco」やクレジットカードの「セブンカード・プラス」との連携に期待されます。
もちろんセブンアイホールディングスなので、大手スーパー「ヨーカドー」でもどのくらいメリットを打ち出せるのでしょうか。
現状は電子マネー「nanaco」のオートチャージが「セブンカード・プラス」でしか行えない問題があり、このあたり利便性が高くなってもらえると嬉しいですね。
予想:名称はなんになるの?
セブンイレブンのリリースなので、決済サービス名称はセブンイレブンやセブンアイホールディングス、nanacoなどにちなんだ名称になると考えられます。まったく認知ゼロのブランド名称を、後発なのに使っていくとは考えにくいからです。
そもそも普及するかどうかもあやしいですしね。
基本的には「●●Pay(ナントカペイ)」になるのが濃厚かと思われます。
予想名称
- Seven Pay・7 Pay(セブンペイ)
- nanaco pay(ナナコペイ)
- Nana払い・7払い(ナナバライ)
nanaco pay(ナナコペイ)だと、従来の電子マネーnanacoを指すのかレジで混合してしまう可能性がとても高いです。
Nana払いだとdocomoの「d払い」にかぶってしまいますね。
実際にレジで対応するのはレジのおばちゃんなどなので、混乱を避けるため違った名称にすることが考えられます。
Seven Payあたりがわかりやすいのかと思われます。
追記:7Pay・セブンペイの登録商標出願
株式会社セブン-イレブン・ジャパンから、2018年6月4日に7Pay・セブンペイロゴが登録商標に出願されていたようです。
ふだんのセブン-イレブンのロゴとカラーリングを変えてオレンジとグレーのロゴでした。読み方はおそらくこれなら7Pay・セブンペイで間違いなさそうです。
横並びのセブンペイロゴも出願されています。決定ではないかもしれませんが、楽しみですね。
まとめ
- セブンイレブンが独自のスマホ決済を来春(2019年)から始める
- 日本はキャッシュレスの普及が遅い
- スマホ決済にはQRコードやバーコード、フェリカなど多いがどれを採用するのだろう?
- nanacoがiPhoneで使えない点をカバーするためかも?
- そうなるとnanacoやセブンカード・プラスとの連携に期待
- 名称予想は「Seven Pay」
総務省が進める「キャッシュレスの現状と推進」という資料があるのですが、2020年の東京オリンピックをひとつの節目として、キャッシュレスを推進してきました。
コンビニのセブンイレブン競合大手のローソンがローソン銀行を出してくると、同じように独自のサービスを載せてくる可能性があります。
ローソンからもローソンペイ、セブンからもセブンペイ、なーんてごちゃごちゃ出されたら使うユーザー側の消費者は「もう現金でいいよ!」なんてことになるとおもうのですが。
今後の展開に期待です!