Visaのタッチ決済に加え、PASMOやnanaco、WAONも対応をきめたiPhoneの「Apple Pay(アップルペイ)」。ここでどう使うのか?
おすすめやメリットをまとめていきましょう。

要約ポイント
- 「Apple Pay(アップルペイ)」には多くの決済やポイント集めに関するカードを登録して使うことができる
- クレジットカード、ポイントカード、デビットカード、電子マネー、プリペイドカード、デビットカードなど様々
- Apple Payでキャッシュレス・財布レスになったり、多くの利便性がある
Apple Pay(アップルペイ)が新時代のキャッシュレスをつくっていく

Apple Pay(アップルペイ)
財布のいらない時代が到来(ウォレットレス)していますね。iPhoneやアップルウォッチを使っている・使い始めたならリアルでもネット上でも決済をApple Payにすることでお金の管理や支払いが楽になります。
2021年後半に、nanacoやWAONといった国内の大型流通系電子マネーが「Apple Pay(アップルペイ)」に対応することが発表され、まさに次世代のキャッシュレスをつくっていくきっかけになるかもしれません。
電子マネー系
iPhoneのApple Payといえば、王道Suicaを利用している人がとても多いのですが、Suicaといった交通系以外の電子マネーも続々とApple Payに対応しています。
代表格は、ドコモの電子マネー「id(アイディー)」や、JCBの運営する「QUICPay(クイックペイ)」でしたが、セブンアイホールディングス系の「nanaco(ナナコ)」やイオン系の電子マネー「WAON(ワオン)」がApple Payに対応するということで話題になっています。
nanaco(ナナコ)Apple Pay

nanacoがApple Pay™に年内に対応
「nanaco(ナナコ)」のApple Pay決済対応の話です。
ご存知キリンのマークのセブン&アイ・ホールディングス運営電子マネーですが、長年iPhoneに対応がなくて多くの人を困らせていました。
2021年8月、年内のApple Pay対応を発表し、話題になりましたね。
nanaco対応の際には大型のキャンペーンを行う可能性があるので期待されます。
また、関連する同社のクレジットカード「セブンカード・プラス」とのタイアップも期待されます。
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WAON(ワオン)Apple Pay

WAONがApple Pay™に対応
2021年8月、イオンの電子マネーである「WAON(ワオン)」がiPhoneのApple Pay対応を発表しました。イオンでの買い物に財布がいらなくなりますね。
家族連れでお買い物に訪れることが多いため、赤ん坊を抱っこしたままでもiPhoneでタッチ決済できるのは手軽さが向上されます。
同じくイオンカードセレクトとのタイアップキャンペーンなどが期待されます。
iD(アイディー)

iD(アイディー)をApple Payで使う
「iD(アイディー)」はドコモが運営する電子マネーです。残高チャージすることなく、クレジットカードに請求が行くので管理がとても楽になっています。
携帯電話がドコモではなくてもお得になるdポイントサービスに付随しているので、クレジットカード「dカードゴールド」「ドコモひかり」など多くのドコモサービスとあわせてとても広く使われています。
nanacoやWAONがApple Payに関するキャンペーンを行うのに合わせて、自社サービスに引き込むためのキャンペーンをかぶせてくるかもしれませんので注目です。
QUICPay(クイックペイ)

QUICPay(クイックペイ)をApple Payで使う
「QUICPay(クイックペイ)」は日本のクレジットカード国際ブランドJCBが運営する電子マネーです。
日本の国際ブランドならではの安定感で、国内にも数多くの対応カードがあります。

ヤフージャパンカード
たまにiPhoneでタッチ決済しようとすると、QUICPayだけ対応していないこともあるので注意ですね。
Tマネー(TSUTAYA)

Apple PayにTマネー追加する方法
TマネーはTSUTAYAの運営するCCCの電子マネーです。こちらもApple Payに登録して利用することができます。
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クレジットカード系

コンタクトレス決済マーク
Apple Payにはクレジットカードを登録し、コンタクトレス決済(iPhoneで機械にタッチして決済する)を行うことができます。
コンタクトレス決済マークがあるお店なら対応しているのですが、このクレジットカードのタッチ決済は、対応している機械や店舗が限られるのと同時に、店員が知らないケースも多いので注意が必要です。
基本的に「クレジットカード決済」モードにしてもらって、端末にタッチすると決済できますが、店員側が知らないと怒られたりする場合もあります。これは認知度の問題ですね。
VISAのタッチ決済

VisaをApple Pay
Visaのコンタクトレス決済である「タッチ決済」です。Apple Payにカードを登録した際に、右下に「VISA」がついていれば、対応マークのあるお店で「Visaで」と伝えると公式サイトにはあります。
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JCBコンタクトレス(タッチ決済)

JCBコンタクトレス(タッチ決済)
JCBコンタクトレスはクレジットカードの支払い扱いになるのですが、店頭で端末が対応してたり店員が知っていないと難しいので、素直にクイックペイで決済するのも無難です。

JCBコンタクトレス
こちらはANAカードをApple Payに登録した際の表示です。右下部分にJCBマークがはいっていますね。クイックペイでも支払いに対応しているので使いやすいのはクイックペイのほうかもしれません。
Mastercard®コンタクトレス

Mastercard®コンタクトレス
Mastercard®コンタクトレスは、MasterCardをApple Payに登録した際に使えるタッチ決済方法です。店頭では「クレジットで支払います」と伝えるのが無難です。

MasterCardコンタクトレスのマーク(右下)
VISAと同様、MasterCardのロゴマークがApple Payに登録した時の券面に表示されている場合、MasterCardのコンタクトレス決済が使えます。
アメリカン・エキスプレスコンタクトレス

アメリカン・エキスプレスApple Pay
アメリカン・エキスプレスにもコンタクトレス決済があり、Apple Payに登録して利用することができます。
アメリカンエクスプレスのクレジットカードがあるならApple Payに登録して利用しましょう。
交通系電子マネー系
交通系電子マネー系で登録することができるのは、2021年現在、SuicaとPASMOだけとなっています。
Suica(スイカ)

手っ取り早いのがSuica(スイカ)
「Suica(スイカ)」は言わずもがなJR東日本が運営する電子マネー。対応する改札機でピッとするだけで通れるきっぷレスな電子マネーです。
JR東日本圏外でも、互換性のある交通系IC電子マネーを完備しているエリアだったらバスだろうが地下鉄だろうが乗車の際にこの「Suica(スイカ)」アップルペイで乗車できますし、コンビニやいろんなところで支払いもできます。
Apple Pay「Suica(スイカ)」は実は日本中でもっとも使われている電子マネーのひとつになるかもしれません。
- 首都圏エリア Suica・PASMOエリア間
- 仙台エリア
- 新潟エリア
- 北海道エリア(SAPICA、Kitaca、ICAS nimoca)
- 東海エリア(TOICA・manaca)
- 西日本エリア(ICOCA・PiTaPa)
- 九州エリア(SUGOCA・nimoca・はやかけん)
- 沖縄エリア
互換性のあるエリアと交通系ICです。
PASMO(パスモ)

モバイルPASMO
PASMO(パスモ)は株式会社パスモが運営する電子マネー。鉄道やバスの事業者が発売している交通系IC電子マネーです。Suicaと対をなす立ち位置のものだが、Suicaからは大きく遅れてApple Payデビュー。
Apple PayはiPhone7以降で使えますが、iPhone7・PLUSではPASMOを登録することはできません。
ポイントカード系
Apple Payにポイントカードを登録して、お支払いの時に簡単にポイントをつけることができます。
- dポイントカード
- Pontaポイントカード
基本的にdポイントカードか、Pontaポイントカードになると思われます。
Apple Pay券面一覧画面で現在のポイント数がわかるのでとても使い勝手は良いと考えられます。
デビットカード系
クレジットカードに抵抗があるがApple Payでかっこよく決済してみたいという人には、銀行口座のお金から直接支払うデビットカードをApple Payに登録して使うことをおすすめします。
たとえばみんなの銀行のデビットカードを登録すると「JCBデビット」で支払いができます。
プリペイドカード系
キャッシュレス・カードレスがブームになったことで多くのプリペイドカードが世にサービス開始されました。
残高をチャージして支払いにつかうことができるプリペイドタイプのカードもApple Payに登録することができます。
その中には、メルカリのメルペイのようにフリマの売上金を残高として使えたり、支払いのおつりに対して利息のつくIDARE(イデア)のようなサービスもあります。
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まとめ
- 「Apple Pay(アップルペイ)」には多くの決済やポイント集めに関するカードを登録して使うことができる
- クレジットカード、ポイントカード、デビットカード、電子マネー、プリペイドカード、デビットカードなど様々
- Apple Payでキャッシュレス・財布レスになったり、多くの利便性がある