みなさんが使っているiPhoneは最新iOSになっているでしょうか?
最新iOSにアップデートすることで、バグの修正が行われたり、新たな機能が使えるようになったりします。
しかし、iOSが最新になるにつれ、古い機種は対応できなくなってしまいます。
この機会に自分のiPhoneがどのiOSまで対応可能なのか、また、どんな機能が使えるのか押さえてみてはいかがでしょうか?
iPhone機種ごとの最新iOSアップデート対応表
iPhone機種ごとの最新のiOSのバージョンをまとめました。
2017年4月現在、iOS10.3が最新のバージョンです。
iOS10.3に対応しているのはiPhone5以降の機種となっています。
iPhone機種 | 最新のiOS | iOSリリース日 |
---|---|---|
7 Plus | iOS10.3 | 2017/3/28 |
7 | iOS10.3 | 2017/3/28 |
SE | iOS10.3 | 2017/3/28 |
6s Plus | iOS10.3 | 2017/3/28 |
6s | iOS10.3 | 2017/3/28 |
6 Plus | iOS10.3 | 2017/3/28 |
6 | iOS10.3 | 2017/3/28 |
5c | iOS10.3 | 2017/3/28 |
5s | iOS10.3 | 2017/3/28 |
5 | iOS10.3 | 2017/3/28 |
4S | iOS 9.3.5 | 2016/8/25 |
4 | iOS 7.1.2 | 2014/6/30 |
3GS | iOS 6.1.6 | 2014/2/21 |
3G | iOS 4.2.1 | 2010/11/22 |
iOS最新アップデートで何が変わった?
※追記:2017年3月28日に最新iOS10.3がリリースされました。
iOS10.3アップデートでの変更点
iOS10.3アップデートでは変更点が3つあります。
- 新ファイルシステムApple File System(APFS)への変更
- Siriの新機能追加
- 設定アプリの仕様変更
以下、詳細を説明します。
iOS10.3:新ファイルシステムApple File System(APFS)への変更
ファイルシステムとはOSの土台の部分となるものです。
APFSを導入することで、iPhoneの動作高速化やセキュリティ強化が見込まれています。
また、ストレージ(iPhoneのデータを保存している場所)が最適化されることにより、容量の空きが増えます。
容量が足りず、画像や動画などを保存できなかったユーザーにとっては嬉しいアップデートですね。
iOS10.3:Siri新機能追加
支払いや配車、自動車メーカー製アプリをSiriとの連携が可能となりました。
連携させることで、請求書の確認、支払い、配車予約、車の燃料の残量確認、ドアロックの確認などができるようになります。
iOS10.3:設定アプリの仕様変更
設定アプリの最上位にiPhone所有者のプロフィールページが表示され、Apple IDに登録されている、氏名・電話番号・パスワード・iCloudに関する情報などをチェックすることが可能です。
今までは設定アプリ内で数ページ開かなければ見ることのできなかった情報が簡単に見れるようになったため、他人に見られないように注意が必要かもしれません。
四つ目に完全分離型イヤフォン、Airpodsの探索機能が追加となります。(この機能はAirpodsを持っている方のみ使えます。)
「iPhoneを探す」アプリから、Airpodsの現在位置や最後に確認のとれた位置を閲覧できます。
また、Airpodsから音を発信し、探しやすくする機能も追加されました。
iOS10.2アップデートの変更点
iOS10.2では、以下の2点が大きく変更となりました。
一つ目はスクリーンショットの無音化ができるようになった点です。
スクリーンショットの音を消すには、iPhone本体の左側にあるマナーモードのスイッチをオンにします。
人前で大きな音を出してスクリーンショットを撮るのは抵抗がありましたので、iPhoneユーザーにとっては嬉しいアップデートですね。
二つ目はホームボタンの長押し機能が無効化できるようになった点です。
方法は次の通りです。
設定アプリの一般(アプリを開いて最初の画面の下のほう)→アクセシビリティ(中央よりやや下)→ホームボタン(下にスクロールして2ページ目くらい)の順にタップします。
次に『押したままにして話す』の項目(画面中央)で『オフ』を選択します。
これでホームボタン長押しの機能を無効化することができます。
この設定が可能になったことで、勝手に電話をかけるなどの誤作動に遭うことがほとんどなくなったといえます。
ios10アップデートでの変更点
iOS10ではロック解除方法が変わりました。
iOS9まではスライドでロック解除でしたが、iOS10からはホームボタンを押すことでロック解除になりました。
また、デフォルトアプリの削除ができるようになりました。
リリース前までは、使用しておらず不必要なアプリであるにも関わらず削除できませんでした。
故にホーム画面の整理に手こずっていた方も多かったと思いますので、これは嬉しい変化ではないでしょうか。
iOSのアップデートの仕組み
iOSのアップデートは、iPhoneをより便利に安全に使えるように行われています。
アップデートの内容は主に3段階に分かれています。
まず最初に「iOS9→iOS10」このような単位でのアップデートは「メジャーアップデート」と呼ばれ、最も変化の分かりやすいアップデートとなります。
メジャーアップデートは新機能・新デザインの提供を目的としています。
次に大きなアップデートは「iOS10→iOS10.1」のような小数点単位でのアップデートです。
メジャーアップデートで追加された新機能への対応を中心としたアップデートです。
最後に「iOS10.2→iOS10.2.1」のような単位のアップデートです。
これは細かなバグの修正などが行われる、メンテナンスアップデートとなります。
最新iOSにアップデートしないとどうなる?
最新iOSにアップデートしないと、内部データが破損したり、個人情報が流出したりする可能性があります。
次々と新しい手法が出てくるコンピューターウイルスや情報を抜き取ろうとするハッカーなど、「スパム」といわれるものに古いiOSが対応できなくなってしまうからです。
こういった危険に遭わないよう、新しいiOSがでたらすぐにアップデートするようにしましょう。
ここで注意しておきたいのが、新しいiOSがリリースされても古い機種の中には対応しないものも出てくることです。
例えば、2016年のiOS10の発表では、動作対応機種として「iPhone5以降」と発表され、iPhone4や4SはiOS9からのアップデートは不可能になりました。
日々進化を続けるiOSに古い機種が対応できなくなるのは仕方のないことです。
最新iOSに対応出来なくなってしまった場合は、機種変更をして新機能を楽しむのも良いかもしれませんね。
自分のiPhoneのiOSバージョンの調べ方
自分のiPhoneのiOSが最新かどうかは次の方法で調べることができます。
最初に設定アプリの一般(アプリを開いて最初の画面の下のほうにあります)を開きます。
次にいちばん上にある「情報」を開きます。
この中のバージョン(開いたページの中央あたりにあります)から自分のiPhoneのiOSが確認できます。
iPhone5以降の機種の方は、iOS10.3となっていれば最新です。
iOS アップデート iPhone対応機種 まとめ
・2017年4月現在、iPhone5以降の機種ではiOS10.3が最新iOS
・最新iOS10.3は新ファイルシステムの導入やSiriの新機能導入が目玉となっている
・iOSバージョンは設定→一般→情報から確認する
iOS11リリースは2017年度内と予想されています。今から楽しみなアップデートですが、メジャーアップデートはアップデート直後の不具合が多いようです。不安な方はバックアップをとってからiOSアップデートするのをおすすめします。