2018年の9月にきたiPhoneの「iOS12(アイオーエストゥエルブ)アップデート」。iPhone使いがきっと一番使うであろう「iPhoneのカメラ」で撮影したデータは「写真」アプリに格納されますよね。
今回この「写真」に保存されたデータの検索性能が格段に上がりました。
顔認識での人別、時、撮影場所、その他カテゴリなど、簡単に調べてまとめました。
この記事の要約
- iPhone写真アプリのデータが探しやすくなった
- Appleの画像認識技術が向上したため
- 検索履歴も残るので探しやすい
iPhone写真アプリ内でデータ検索性が上がった
まずiPhoneの写真が保存されてるアプリ「写真」アプリで、データを検索する精度があがりました。
一番の目玉はAppleの画像認識技術(その画像がなんであるか判断する技術)の向上により、食べ物や動物などが簡単に検索できます。
以前からも精度が高かったのですが、今回は公式にアナウンスされました。
「ケーキ」や「動物」でカメラロール検索
カメラロールでケーキを検索すると、正確にケーキの写真を表示してくれます。
動物で検索すると、動物っぽいものを表示してくれます。
また、「何月何日」に撮った「動物」写真なのか、ということをグルーピングしてくれたり、「●●市●●区」で撮った「動物」写真をグルーピングしてくれたりと、時間軸・場所軸でも追加で並べてくれます。
深掘りでグルーピングしてくれる
「動物」で検索した結果の画面で、さらに「動物」で検索して出てきた写真を、日付でグループにしたもの、写真には位置情報がついているので撮影場所別にもグループにしたものを表示してくれます。
右端にある数字は「写真データの枚数」になります。
入力したキーワードに再提案するサジェスト
また、検索した時の検索窓の下に「サジェスト」と言われる再提案コーナーも使い勝手がいいです。
例えば「動物」だけではなく、「動物用の鎖」と認識したデータがあるということを教えてくれたり、「動物のぬいぐるみ」と認識したデータだけを抽出したり。
インスタグラムの「ハッシュタグ検索」の画面に近いかもしれない。
写真の枚数が右端に表示されているので、「動物のぬいぐるみ」の写真は6枚あるんだな!ということがわかる。
写真の位置情報を利用して検索
iPhoneは24時間365日フル稼働する「センサー」の塊です。
撮影した写真データにはiPhone端末がGPSで読み取った「位置情報」も記録されているため、検索時に「地名」でも検索が可能になっています。
位置情報の検索で、どのエリアで撮影された写真データがそれぞれ何枚有るかというのもわかるので、より目的の写真を探し出す手間が軽減される。
季節シーズンや撮影年を複数の条件
他にもカメラロールの検索機能はこれだけでは終わらない。
一番有用と感じるのが「2語以上の検索が可能」である点です。
「札幌市中央区」の検索のあとにさらに「すすきの」と位置情報を追加してもいいですし、中央区で撮影された「食べ物」、中央区で春に撮影したもの、夏に撮影したもの、と条件を追加できます。
- 位置情報(GPS位置情報)
- 季節情報(撮影日時から判断しているものと考えられる)
- 食べ物や動物など(画像認識技術)
この他にも撮影年(2018年に撮影したもの/2019年に撮影したもの)などのグルーピングで写真を探すことができます。
位置+季節の検索のあとに「何月?」を追加することも可能です。
検索履歴も残るので探しやすい
また、カメラロール内で検索したキーワードを、iPhone端末が記憶していて、「最近検索された項目」というリンクも自動で生成される。
iPhoneカメラロール検索で、検索履歴も残るのは何度も定期的に必要になる写真を探しやすくしている。
まとめ
- iPhone写真アプリのデータが探しやすくなった
- Appleの画像認識技術が向上したため
- 検索履歴も残るので探しやすい