ApplePayの「モバイルSuica」はとても手軽に使えて、アトレなどでもお買い物に使えるので、慣れるとついつい使ってしまう機能ですよね。
このApplePay「モバイルSuica」はiPhone自体を機種変更した時、どう引き継げば「チャージしている残高」そのまま使えるのでしょうか。
ApplePayの「Suica」を残高そのまま機種変更後のiPhoneに引き継ぐ方法と手順をまとめています。
要約ポイント
- 機種変更してもiPhoneで「モバイルSuica」の残高は簡単に引き継げる
- 同じAppleIDでログインしていればWallet(ウォレット)アプリで復元可能
- 基本的にSuica以外の交通系ICカード電子マネーは登録できない
Suicaを機種変更後に使う際の注意点
ApplePayで「モバイルSuica」を機種変更後のiPhoneでも使う場合はいくつか注意点があります。
ひとつは「同期」ができない仕様になっているということです。
不正利用や、複数人での利用を防ぐために、他のiPhoneと同時にログインして利用することができないようになっているんですね。
わかりやすくいうと「1Suica、1iPhone(いちすいか・いちあいふぉん)」ということになります。
そのため、iPhoneからiPhoneに機種変更をした場合は、いちど「古いiPhoneからSuicaを解除(退避)」して、「新しいiPhoneにSuicaを追加」するという流れが必要になります。
古いiPhoneからSuicaを解除(退避)する方法
古いiPhoneからSuicaを解除(退避)する方法は、単純に古いiPhoneのWallet(ウォレット)アプリをひらき、「カードを削除」を行います。
まずは古い端末で「Wallet(ウォレット)」アプリを開いてください。
「Wallet(ウォレット)」アプリを開き、Suicaの画面で右上の「…」メニューを開きます。
機種変更前の残高は「2228円」になっていますね。
MySuicaページに移動しますので、いちばん下まで移動してください。
MySuicaページの最下部に「このカードを削除」という削除ボタンがあります。
「このカードを削除」という表記のために、すべての残高やデータが消えてしまうような印象がありますが、こちらは表現の問題で、「いったんこのiPhone端末から退避」する形になります。
この作業はネットのつながる場所で行いましょう。
「このカードを削除」ボタンを押すと「このカードは削除されても、いつでも”Wallet”からこの残高ごと再追加することが可能です」というメッセージが出ます。
徹底して先回りでアナウンスしてもらえると、とても安心しますね。
「削除」を押すと、この「2228円」のSuicaはいったん「解除(退避)」されます。この世からは消えていません。続いて、新しいiPhone端末で復元作業を行いましょう。
新しいiPhoneにSuicaを追加
新しい端末(機種変更などを行ったあたらしいiPhone)で「Wallet(ウォレット)」アプリを開いてください。
「Wallet(ウォレット)」アプリを開き、カードの追加メニューから進みます。
Apple Payのカードの追加から「カードの種類」を選択する画面になります。
クレジットカード(およびプリペイドカード)か、交通系ICカードのSuicaという二択の登録画面になります。
Suicaを登録するので、Suicaをタップしましょう。
過去に登録されたSuicaカードが一覧になりますので、追加したい「MySuica」を選択しましょう。
今回は「2228円」の残高のあるSuicaで進む形になります。
通常、iPhoneなどスマホに登録する電子マネーは「指紋認証か顔認証」などを通して決済をするという「セキュリティ」機能があるのですが、電車やバスに乗るときにいちいち「指紋認証か顔認証」をして改札マシンを通っていたら時間かかってしかたないですよね。
それを解決するのが交通系のカード「エクスプレスカード」という設定です。
基本的にSuica以外のKitaca(JR北海道のキタカ)、PASMO(パスモ)、東海のmanaca(マナカ)、PiTaPa(ピタパ)、ICOCA(イコカ)、SUGOCA(スゴカ)、はやかけん、nimoca(ニモカ)は登録できません。
モバイルSuicaのみの利用になります。
ページ一覧:iPhoneSE2020情報まとめ
まとめ
- 機種変更してもiPhoneで「モバイルSuica」の残高は簡単に引き継げる
- 同じAppleIDでログインしていればWallet(ウォレット)アプリで復元可能
- 基本的にSuica以外の交通系ICカード電子マネーは登録できない
キャッシュレス化を推進する日本国内で、もしキャッシュレスを利用していきたいのでしたらどのエリアに住んでいても「Suica(スイカ)」で事足りることが多くなってきました。
コンビニやドラッグストアなどでもお買い物に使えますし、QRコード決済や、電子マネーiDのように指紋認証・顔認証などしなくてもすぐに支払いができる「Suica(スイカ)」はやはり利便性の高い技術ですね。