モノクローム調、いわゆる白黒写真ってありますよね。とにかく扱いは難しいものなのですが、ハマるとこれだけ撮っちゃう人もいるくらいです。
少し過剰にコントラストをとると、真っ黒になってしまったり、面白くない写真になってしまったり・・・、手加減の仕方が難しいジャンルです。
今回はオシャレに「iPhoneカメラでモノクロ写真を撮影するポイント」をまとめました。
モノクローム写真の魅力とポイント
- 色・彩度をあえて絞ることでテーマが浮き彫りになる
- 色がないことで見ている人に想像させる
- 記憶や時の経過を感じさせる
- 明るい部分、暗い部分の割合(コンストラスト)に差があるほうが見栄えがいい
- 一部だけに色をつけると引き立つ
モノクロ写真の魅力
モノクロ写真はカメラの歴史の原点からある写真ですね。カラフルな写真が当然になってからもその役目は消えず、ひとつの分野になっています。
「色」の要素をひとつ減らした写真にすることで、その他の要素が引き立つところが1番の特徴です。
構図や影(シルエット)、形もそうですが、逆に色がないことで色を想像させる楽しみも生まれます。
- 構図を楽しむ
- 形や影を楽しむ
- 色がないことで色を想像させる
モノクロ写真が得意な人は、単純に色がキレイだから撮影する、という動機がなくなるので、構図に集中することになるため、構図がうまくなるといわれています。
構図のセンスを磨きたいなら、モノクロ写真にチャレンジしてみることもおすすめします。
モノクロ写真の適しているもの
- 時間や歴史を感じさせる写真
- シャープ、クールなど温度を切り離した写真
- 被写体モチーフをより際立たせたい写真
モノクロ写真の適しているものとして、時間の経過や記憶といったイメージをつくりやすいのがポイントです。
カラー写真とは違い、モノクロ写真にある1番大きな特徴が、雰囲気として古ぼけた空気感や、フィルムカメラの写真をイメージさせることになります。
コントラスト(白黒の強さ)を淡くすることで、全体的に古い感じがでます。
逆にコントラストを強めにかけることで、シャープ感、クール感といった輪郭のはっきりした写真になります。白と黒といえどグラデーションがきれいになるので、全体の白黒のバランスをみて調整が必要になります。
他にもメリットとして、色から切り離すために、モチーフや撮りたかったものというのがよりはっきりします。
モノクロ写真が適していない写真
- カラフルなスイーツなどの食べ物
- 黒く全体が潰れてしまっている写真
- 動きがある写真
白黒なので、あえてカラフルなもの、食べ物を美味しそうに見せる写真なんかはてきしていません。
カラフルなマカロンやキャンデー、かわいいポップな色とりどりな写真も、モノクロにしてしまえば白黒なので、味気ないかもしれません。
色を想像させる、というのも、カラフルなものがテーマだと少し無理が出てしまいます。
どちらかというと、生きものの生きている呼吸など「動」を感じる写真に仕上がるというよりは、時が止まったような「静」を感じるイメージが強くなります。
モノクロの一部だけに色をつけると引き立つ
モノクロ―ム写真は白黒の2色とグラデーションでできています。
そのため普段なら見過ごしてしまいそうな色でも、1色だけ色を残したりすると、とてもその部分の質感が際立ち、インパクトが出たり、おしゃれになります。
モノクロの一部に色をつける例
- 女性の写真で唇だけ紅く残す
- 街の風景写真のなかで人の着ている服の色だけ残す
- 部屋の写真のなかで窓際に飾ってある花の色だけ残す
ポイントとしては、残す色は赤や黄色など、原色の強い色のほうがインパクトがありますね。
男性はアイコンにモノクロ写真を使うのがおすすめ
SNSの写真ってどうしていますか?
男性って、けっこう顔写真選ぶのが苦手なイメージがありますよね。
女性は肌のケアや美肌アプリなどに慣れているので、写真映りのいいものを「創る」技術があるんですよね。
そのため、男性は顔写真にモノクロ写真をおすすめしています。
素材:https://www.pakutaso.com/20170659158post-11934.html
モノクロ写真だと、肌の色が均一になり「男性的なクールな印象」を表現できるためです。
iPhoneカメラの標準機能でモノクロ写真を撮影する基本の方法3つ
- モノ・シルバートーン・ノアールフィルタで撮影
- XかPlusならポートレートモードで撮影
- 加工カメラアプリで写真を調整
方法1:モノ・シルバートーン・ノアールフィルタ
iPhoneカメラの標準機能で、撮影時にカラートーンを変更することができます。
撮影後の写真イメージが画面でみながら撮影することができるので、作りたい写真(SNSでシェアしたい投稿イメージ)に近いものを作成することができます。
方法2:iPhone X、Plusならポートレートモード
iPhoneX・iPhone7Plus、iPhone8Plusに搭載されているポートレートモードに関しては、ステージ照明(モノ)というモードがある。
方法3:加工アプリでモノクロ化
「モノクロの一部だけに色をつけると引き立つ」で紹介していたテクニックも、iOSの加工アプリ「Colorful(カラフル)」でできます。
多重露光撮影や白黒のマンガ調にもしてくれるカメラアプリもありますので、検索してお気に入りのアプリをさがしてみてください。
Instagramのタグ付けは「#モノクロ」
もしできあがったモノクロ写真をInstagramにアップするときは、ぜひ下記のタグを使ってみたり、検索してみてください。
モノクロの奥深い世界が広がっていますよ!
- 定番:#モノクロ、#白黒
- 英語:#blackandwhite、#monochrome
まとめ
- 色・彩度をあえて絞ることでテーマが浮き彫りになる
- 色がないことで見ている人に想像させる
- 記憶や時の経過を感じさせる
- 明るい部分、暗い部分の割合(コンストラスト)に差があるほうが見栄えがいい
- 一部だけに色をつけると引き立つ
モノクロ写真は使い方によってはものすごく広がりがある写真になります。
ぜひ使いこなしてみてくださいね。